銀魂゜さらば真選組篇八「信女」

評価　★★★★☆
人間は……
ただ心許せる者のそばで生きたい……
死にたい……
たったそれだけの生き物なんだと……！

　　　　　　　　　　

信女に名前をつけた時のことを思い出す異三郎

たった今、思いついたと本人は嘯くが……

そんな異三郎を助ける近藤さん
「安心しな！　~~履いてますよ！~~アンタを助けたわけじゃない。
　……助けてくんない？」

死兵や敵兵を守るためにその身を危険にさらす近藤さんに、刀をむけ
その目に憧れたせいで全てを失ったというが……

「今のアンタは侍の……いや、父親にも似た目をしているよ？
　……アンタは」
「それ以上、言わなくていい……！」
復讐のためだけに利用しているつもりだった信女との日々を思い出す

「思いつきでつけていい名前じゃなかったようです……
　今からじゃメールも届きそうにありませんよ……」

もうとっくに届いていると言葉をかける近藤さんだったが……

辿り着いた仲間たちの前で二人とも死亡

絶望し、固まる真選組
「まだ終わってねぇ！　勝手に、終わってんじゃねぇ！」
最後にかわした会話を思い出し、声をあげる銀さん

片栗虎の砲撃もあって、勢いを取り戻す

そして、立ち上がる近藤さん
例の仮死になる薬を使って休んでいたらしい

「守ったつもりなどありませんよ……あの時だってそうでした……
　私はただ、貴方達に負けたくなかった……
　でも、どうすれば勝てるのかすらわからなかったんです……
　だが……ようやく……最後に見つけることができた……」

砲撃で分断
一人残された異三郎に肩を貸す信女

妻子を殺したのは信女ではなく、逆に守ろうとしていたことを気づいていたという異三郎

復讐という歪な絆で結ばれた二人
しかし、いつからか……

「貴方が私にくれた名前は、決してなくならない」
何度何かを失おうとも……

弟・鉄之助も肩を貸し、帰路へ

妻とのメールのやりとりを思い出す異三郎
頑子あたりから、微妙にキレてヤケになって漫○でいいと言い出す奥さんが酷いw

（なんだっていいか……元気に生きてさえくれれば……）
……
（後は信じよう……エリートの子だもの）
信女

そして……乗り込んだ刺客から信女と弟を庇い……
海へ落ちていく

（信じてよかった……友達がたくさんいて……
　みんなと仲良く出来て……
　優しくて、頑固な……
　信女さん……
　……メールやっと届きましたよ）

あれ？　漫の要素は？
というボケはおいといて……切ないね……
エリートといいつつ、その不器用すぎる生き様と死に様は銀魂でも屈指の存在感を放っていた
まあ、この暗躍のせいでけっこうな人間も死んではいるだろうから業は背負っているんだけど
将軍ともども復活してほしいキャラだよね