転生王女と天才令嬢の魔法革命　[終]

「彼女と彼女の魔法革命」
評価　★★☆

　　

お互いのことを思い、決闘に赴くアニスとユフィ

自分だけ傷つけばいいと涙するアニスだったが……

それでもアニスは、今泣いているんだ！

そして、アルカンシェルで……

君の手で切り裂いて～♪
節子……それラルカンシェルやない。ポルノや！

ついに至ってしまったか……冰剣の領域に……

だいじょばないと認めたアニスは、両親に謝る

そして、ふたりきりの寝室で墓場まで持っていくつもりだった秘密を打ち明けるアニス

アノス・ヴォルディゴード……ではなく、この世界とは別の魔法のない世界からの転生者だった

それはアニスにとっては夢のような……だけど、夢であってほしいことだった

本来生まれるはずだった純粋なアニスの人生、
そして、国王夫妻の娘を奪ってしまったと言うことなのではないだろうか？

本物が欲しい

それは違うよ！と否定するユフィ

いや、ユフィにとっての本物でもやっぱり……
まあ、ええか

そして……
お隣の天才令嬢がいつのまにか野獣になっていた件

かくして、正式に王位を継いだユフィは古いしきたりをぶっ壊し
アニスの魔法科学を広げるために尽力する

そんなユフィに精霊会議をなんとかする
もしくは自分も不老不死になって、ずっと一緒にいると誓うアニスだった

転生王女と天才女王の魔法革命はこれからだ！

最後の最後まで責任と言うものに重きをおいていたな
転生ものに限らず、無責任な主人公が多い中、なかなか大したもんだ
まあ、これはこれでもうちょっとは黙れトン太郎でも……と思わないでもなかったけど
個人的には好感度が高い主人公だったよ

総括
王宮百合ファンタジーと銘打っていたわりに、なかなかに重たい話だったね
最終的には看板に偽りはなかったと言えたかもしれないけど
立場も攻めと受けでも逆転すると言うのも中々に……
まあ、個人の好みとしてはあそこまでいかない方がいいと思うけど

やっぱりネタアニメ路線のパワフルなアヌス様が無双するような話も
それはそれで見てみたかった気もしないでもなかったがね

総評　★★★　わりと堅実なストーリーだったかもな